MAM CAFEのこだわり:最中シリーズ

MAM MONAKAについて

“最中”を食べる文化は、江戸時代のころに誕生したと言われています。主に石川県金沢市の和菓子文化で発展し、多くの人から愛されるお菓子として最中は浸透していきました。そんな金沢の街で、MAM MONAKAも生まれました。

最中の原料は主に水ともち米です。MAM MONAKAで使用するもち米は、粘りとコシの強さ、なめらかさと甘い風味が特徴の新大正糯。もち米の王様と言われるほど美味しさで人気のもち米です。主に、綺麗な水が豊富な北陸地方の水田で作られています。丁寧に収穫・精米して仕上げられた新大正糯を100%使用して、最中種の製造へ移っていきます。

もち粉に水を加えてこね、蒸します。この生地をこねる段階で、最中に色付けをします。MAM MONAKAは安心安定の食用色素を使用し、日本の伝統カラーで仕上げています。特に七五三の晴れ着、郷土玩具、手毬、雛人形、千代紙などの縁起物の色づかいを参考にしています。それらは古典的な色を大胆かつ華やかにアレンジして、「明るい未来」「健康」「平和」への願いが色に込められています。MAM MONAKAも、贈る方や贈られる方が明るい気持ちになれるようにという思いを込めています。

最中を焼くのはとても大変です。真夏には工場の気温が40度近くになります。その中で約200度で最中を焼き、焼き上がった種を素手で型から取ります。MAM MONAKAは最中種としては非常に大きく繊細です。火加減が難しく、焼き色のムラや破損(ひび割れや型から取る時の破損)が出てしまい、約10%程度が規格外として製品化できませんが、規格外は寒梅粉などにリサイクルもしています。(焦がし色最中のみ)

最中種に、1つ1つ手作業で、スープやお吸い物などの原料を入れて包んでいきます。お湯を入れて溶かすと、スープの香りと共にふわりと広がる最中の香ばしい香り。柔らかくなった最中は、スープにほど良いとろみを付け、食欲を刺激します。

そのままでも飲めるスープやお吸い物を、わざわざ最中に包むこと。そこには、食べてくださる方に「おいしい」だけでなく、「面白い」「楽しい」と思っていただけるようにという、MAM MONAKAの思いが詰まっています。